2014年5月1日木曜日

ウォルフレン氏 安倍氏はレーガン氏よりブッシュ氏に似てる

『日本/権力構造の謎』『人間を幸福にしない日本というシステム』などの著作で知られるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏(アムステルダム大学教授)。日本研究の第一人者は、現在の安倍晋三政権をどう見ているのか。
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 安倍氏は日米首脳会談に先立って来日した米共和党議員から、「総理は“日本のロナルド・レーガン”と呼ばれ、共和党では特別な誉め言葉だ」といわれて相好を崩していたという。
 だが、安倍氏を米共和党の大統領に喩えるならば、ふさわしいのはレーガンではなく、“坊ちゃん政治家”ぶりをいかんなく発揮したジョージ・W・ブッシュ大統領ではないか。彼も「尊敬する政治家は祖父・岸信介」と言い続ける安倍氏と同様に「父(ブッシュ・シニア大統領)を越えたい」という二世政治家らしい野望を隠さなかった。
 政治手法も似ている。ブッシュ氏は9.11以降、「テロとの戦い」を掲げ、アフガンやイラクで軍事力を行使した。彼は、9.11の悲劇を、米国内の貧困や格差の拡大という経済問題から国民の不満をそらす格好の材料に利用したのだ。冷戦崩壊でビジネスを失っていた米国の軍産複合体、石油産業、戦争特需を期待するウォール街は戦争を歓迎し、多くの米国民も当初は「強いアメリカ」を熱烈に支持した。
 しかし、米国の介入は新たなテロを招き、イラクやアフガンに無秩序をもたらした。米国が担っていた「世界の警察」の威信と信頼を大きく失墜させる結果になった。
 スケールこそ違うが、現在の安倍氏の中国や韓国に対する姿勢は、そのブッシュ氏の失敗と重なって見える。
 日本では民主党政権時代、不況の中で震災復興は進まず、原発もなし崩しに再稼働されて国民の不安と不満が募っていた。そこに登場した安倍氏はタカ派発言で中国と韓国を挑発し、国民は「強い安倍」を歓迎した。私には安倍氏がブッシュ氏と同じように、国民の不満の矛先を巧妙に中国や韓国への反感に向けさせたように思える。そして高い支持率の中で増税を実施し、軍備を増強し、原発も推進している。
 しかし、米国の国民がブッシュの戦争が米国に何の利益ももたらさなかったことに気づいたように、日本の国民もいずれ、安倍政治が国民に安全も利益ももたらさなかったことに気づく日がくるだろう。
※週刊ポスト2014年5月9・16日号
http://www.news-postseven.com/archives/20140429_253923.html
                                                                    
筆者考:

カレル・ヴァン・ウォルフレン(Karel van Wolferen)

カレル・ヴァン・ウォルフレン(Karel van Wolferen、1941年4月 - )は、オランダ・ロッテルダム出身のジャーナリスト、政治学者。現在はアムステルダム大学比較政治・比較経済担当教授学比較政治・比較経済担当教授

来歴:

高校卒業後、中近東各国とアジア各国を旅し、オランダの新聞『NRCハンデルスブラット(NRC Handelsblad)』の極東特派員となる。
日本における官僚を始めとする権力行使のあり方を分析し、責任中枢の欠如を指摘した初の著書『日本/権力構造の謎』を、1989年に発表。

1994年に上梓した『人間を幸福にしない日本というシステム』は、33万部のベストセラーとなる。管理されたリアリティの壁に隠された「システム」(物事のなされ方)の支配から日本人が脱すべきことを説き、論議を巻き起こした。特に「説明責任」という言葉は広く知られる事となる。同書は、薬害エイズ事件を起こした厚生省(現在の厚生労働省)を批判する市民運動の若者達の間では、半ば聖典とも化した.  (ウイキペディア 引用)


政治的信条:

◆ 薬害エイズ事件における厚生省の責任を認めて謝罪した厚生大臣の菅直人を、「偉大な政治家」と賞賛。

◆ 官僚独裁主義を打破する改革者として小沢一郎を高く評価し、マスコミの小沢たたきを批判し、官僚支配から脱却した政治主導への改革を小沢以外の誰が成し遂げられるのかとも主張。

◆ アメリカ合衆国の覇権主義を非難しており、・・・日本は対米従属路線を脱せよと訴える。

◆ 「解放同盟の糾弾は人々に恐怖を与えるだけで、何の効果、法的根拠もないのにも拘わらず!、・・・日本政府が糾弾を取り締まるどころか逆に解放同盟と連携して、法による差別解消を目指している団体(全解連のこと)を弾圧しているのは、政府自らが差別改善に取り組むよりも、解放同盟に丸投げした方がコストが安くつくからである」と主張しており、彼自身がその記述により糾弾された。

職歴:

1972年 - 『NRCハンデルスブラット』東アジア特派員。
1982年~1983年 - 日本外国特派員協会会長。
1997年6月 - アムステルダム大学政治経済制度比較論教授。

                                                        


“ウォルフレン氏 安倍氏はレーガン氏よりブッシュ氏に似てる!”・・・安倍首相に対して何らの恨みでもあるのか?、悪意が感じられる週刊文春の寄稿文の論旨です。

国体(立憲君主制の日本vs連邦制=大統領制/政治体制)が大きく異なる米国の大統領と日本国の首相を比較すること自体が間違っている!。

『日本研究第一人者!』との触れ込みで、其れなりの知識は身につけてはいるが、・・・所詮は反日国家のオランダ人粋を脱せずに安倍首相に対する悪意が篭る心情を覆い隠す事が出来ずで、的が外れた論旨に成ったようです。


★ 《安倍氏は日米首脳会談に先立って来日した米共和党議員から、「総理は“日本のロナルド・レーガン”と呼ばれ、共和党では特別な誉め言葉だ」といわれて相好を崩していたという》・・・

“講釈師、見てきたように嘘を言い!”・・・現場に居合わせた訳ではなくて、又聞きであるにのにも拘わらず“講釈師、見てきたように嘘を言い!”を地で行っているカレル・ヴァン・ウォルフレンと言える。
“相好を崩していた!”・・・安倍首相の人間の軽さを強調したかったのか?、不遜の極みである。

★ 《安倍氏を米共和党の大統領に喩えるならば、ふさわしいのはレーガンではなく、“坊ちゃん政治家”ぶりをいかんなく発揮したジョージ・W・ブッシュ大統領ではないか。彼も「尊敬する政治家は祖父・岸信介」と言い続ける安倍氏と同様に「父(ブッシュ・シニア大統領)を越えたい」という二世政治家らしい野望を隠さなかった》・・・

筆者はブッシュ・ジュニア・大統領が誕生してから、任期8年間!、・・・ブッシュ大統領を見続けてきたが、ブッシュと安倍首相の共通点は「政治家家系」だけであるが、それが「坊ちゃん政治家に繋がるのは不自然である。
“坊ちゃん政治家”などの表現は日本の「国賊・売国粗大マスゴミ」が創り出した悪意の篭った造語であり、・・・詰まり粗大ゴミが好んで使う言葉で日本人にだけ通じるものである。
この造語を使うウォルフォン氏は所詮は世界共通の歪んだメディア界の宿痾に冒された人間と言える。

 スケールこそ違うが、現在の安倍氏の中国や韓国に対する姿勢は、そのブッシュ氏の失敗と重なって見える。米国の国民がブッシュの戦争が米国に何の利益ももたらさなかったことに気づいたように、日本の国民もいずれ、安倍政治が国民に安全も利益ももたらさなかったことに気づく日がくるだろう》・・・

ブッシュ大統領の外交政策(アフガン、イラクの武力行使)と安倍首相の対支那、南朝鮮の対する外交姿勢が重なって見えるとは、・・・“ウォルフォン氏の眼は大きく歪んでおり,更に視点も狂っている!”と筆者は言わざるを得ません。

ブッシュは大統領二期8年間を勤め上げている。翻って安倍首相は首相として二年目を迎えたばかりです。
“失敗が重なって見える”・・・安倍首相に失敗など、未だに有りません。米国とは違い日本の「政・官・財」には特亜の工作員がうじゃうじゃ!と存在しいる中で安倍首相は日本国国体正常化に向けて全知全能を傾けている。
長年の自民党政権の失政から国体が傾き、・・・日本国が亡国の一歩手前の状態の時に誕生した安倍第二次内閣の貴重さを、ウォルフレン氏などの屑には知る由もないが故に、『安倍政治が国民に安全も利益ももたらさなかったことに気づく日がくるだろう』の狂気の発言が飛び出すのでしょう。

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